メンバーが自律的に行動できる力を引き出す、リーダーのかかわり方を学ぶ
常に変化し続ける環境で、組織が成長し続けるためには、個人と組織が変化に適応し自律的に行動する能力が重要です。本プログラムでは、メンバーが自律的に行動できる力を引き出すリーダーのかかわり方を学びます。
メンバーのモチベーション、仕事のやりがい、プロアクティブ行動を醸成する概念としての「心理的エンパワーメント」と、それを充足するための「エンパワー行動」に着目。マネジャーはメンバーにどのようにかかわるべきか、課題遂行プロセスを明瞭に意識しながら “いつ” “どのような” 働きかけが必要か、具体的に解説します。
ワークモチベーション研究の第一人者である、九州大学大学院 池田浩准教授との共同による学術理論の検討とインターネット調査の結果に基づいて、「エンパワーメントを構成する3要素」を抽出。受け身や指示待ちの状態を意味する「ディスエンパワーメント」や、メンバーへのかかわりとして「エンパワー行動」を理解することができます。
エンパワーメントを構成する3要素
メンバーの仕事の段階や進捗に応じた適切なエンパワー行動を、現場の様々な業務で実践・活用できる3つのステップで学びます。
事前学習(0.5時間) エンパワーメントの概要を学ぶ オンライン動画の視聴 ワークシートの記入 |
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集合研修(4.5時間) エンパワー行動の3ステップ |
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九州大学大学院 人間環境学研究院 准教授
池田 浩 (いけだ ひろし)
専門は、産業・組織心理学、社会心理学。組織における効果的なマネジメントとして、部下を支援するサーバント・リーダーシップやワークモチベーションなどに関する研究成果多数。産業・組織心理学会会長。
主な著書「モチベーションに火をつける働き方の心理学」日本法令(2021)、「〈先取り志向〉の組織心理学:プロアクティブ行動と組織」共著、有斐閣(2012)など。連載 日本経済新聞 やさしい経済学「働き方の変化とモチベーション」(2019年)生産性新聞「産業・組織心理学から紐解くテレワーク時代のマネジメント」(2021年)