メンバーに働きがいを感じてもらえるよう、人や組織を動かすための基礎知識を学ぶ
大量生産・大量消費の時代において機能していたと言われる「指示命令型のマネジメント」だけでは、もはや組織運営はできないと言われています。代わって、変化が激しく、組織の大きな成長・発展が見込みづらい時代においては、「パートナーシップ型のマネジメント」が有効とされています。それは、メンバーの主体性や自律性を育み、尊重するマネジメントであり、変化への適応や組織成長のカギとなるとされています。
『「配る」マネジメント研修』では、人を動かすための基本知識を学びます。そして、マネジャーとして、メンバーに何を「配る」ことが彼/彼女らの主体性や自律性につながるのか具体的な手法を習得します。
組織の中で働いていると、メンバーは自分が行っている仕事の価値や重要性、組織の中における自分の位置づけ、周囲や上司からの評価・評判などについて、明確な認識を持てていないことがほとんどです。マネジャーとして、メンバーがこれらの認識を得られるようにすることで、動機づけを高め、主体性を促すマネジメントを学びます。
マネジャーの主な仕事
マネジャーがメンバーを動機づけるために必要な情報(状況情報・方向性情報・評価に関する情報・個別業務情報・気持ち情報)について解説していきます。マネジャーとして明日から取り組むべき具体的な行動がわかり、多様な個性や、様々な勤務形態で働くチームのマネジメント力を育てます。
本研修は、国内におけるリーダーシップ領域、組織行動論の第一人者であり、慶應ビジネススクールで長期にわたってリーダーを指導してきた高木晴夫教授の著書『マネジャーの仕事はたった1つ』に沿った内容です。
高木教授は、世の中で活躍をしているマネジャーは何をやっているのかを丁寧に調べた結果、重要な「たった1つ」のこととして、人や組織を動かすための基礎知識を発見しました。とてもシンプルな内容なのですが、多くのマネジャーが実践できていないとされている、その内容とは…。
名古屋商科大学ビジネススクール 教授
高木 晴夫
法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科教授/慶應義塾大学大学院経営管理研究科名誉教授等を経て、2018年より現職。 専門分野は組織行動論、組織とリーダーシップ。
2011年 NHK番組「白熱教室JAPAN」に出演。ケースメソッド授業を4回放送。
『トヨタはどうやってレクサスを創ったのか』、『実践!日本型ケースメソッド教育』、『組織マネジメント戦略』 『人的マネジメント戦略』、『組織の経営学』、『静かなリーダーシップ』他多数。
職場で働くメンバーは、以下のようなことを考えています。
もともと意欲的で能力のあるメンバーには、マネジャーは“組織にとって重要な(目立つ)仕事”を任せますし、任された側のメンバーも“組織にとって重要な仕事”だと認識して、ますます意欲的に働きます。
そうでないケースはどうでしょうか。
会社の中には地味だけど重要な仕事や、日々の売上を支える定常業務が多くあります。そして、そういった業務を担う多くの人たちがいます。
マネジャーとして、そんな人たちのモチベーションは気になりませんか?
マネジャーは彼/彼女らにどのような声掛けをしているでしょうか?
人は自分の担っている仕事に意味や意義、価値を求めます。そのあたりを踏まえたメンバーとのコミュニケーションができるか否かは、メンバーの働きがいやモチベーションに大きな影響を与えます。
マネジャーとして、メンバーの働きがいを考慮したマネジメントを行っていただき、はたらく人がイキイキとしていられる状況をつくることができるよう願っています。
パーソル総合研究所 開発担当
※状況に合わせてカスタマイズ可能です。詳細はお問い合わせください。
時間 | 内容 | |
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9:00 | オリエン テーション |
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人を動かす コミュニケーション |
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組織の中の マネジメント |
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何を「配る」のか |
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実戦演習 |
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行動計画 |
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17:00 | まとめ |
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