メンバーの多様性や違いを活かし、適切な協働を促進するためのリーダー行動を学ぶ

多様性が活きるチームのためのリーダー行動

属性、働き方、価値観、能力、経験など、昨今の職場は人材の多様化が増々進んでいます。メンバーの多様性は、チームに新しい視点や創造性をもたらす可能性を持っています。しかしメンバーが多様であるほどに、チームに混乱や対立が生まれやすくなるネガティブな側面もあります。一人ひとりの強みが発揮され、同時にチームとしてのつながりを作り成果に結びつけるためには、リーダーによる働きかけが重要です。本プログラムは、多様なメンバーの違いを活かし、適切な協働を促進するリーダー行動を学び、実際の職場のチームで実践する具体的な行動計画を立案します。

※Shore et al.,2011をもとに上智大学森永雄太教授監修により図式化

対象者

  • ミドルマネジャー

  • プロジェクトマネジャー

  • プロジェクトリーダー

特長

「インクルージョンな状態づくり」に影響を与えるリーダー行動をモデル化

本プログラムでは、上智大学の森永雄太教授との共同で、インクルージョンを実現するためのリーダー行動を「AUBEモデル」として整理しました。この「AUBEモデル」ベースに、多様な個人の力を活かし、同時に効果的に協働するチームづくりのためのリーダー行動を学びます。

本プログラムで扱うメンバーの成長へのかかわり方

※AUBEモデルは、上智大学 森永雄太教授とパーソル総合研究所が共同制作したリーダー行動モデルです

多様性が前提の職場に対応し、チームづくりの考え方と行動をアップデート

昨今の職場において、リーダーは「メンバーの雇用形態や働き方が多様化して、独自性を尊重しすぎるとチームがバラバラになる」「せっかく多様なメンバーがいるのに、それを活かしきれていない」「多様な意見が交わされず、声が大きい人の意見で物事が進んでしまう」といった悩みを抱えています。本プログラムはこのようなミドルマネジャーやプロジェクトマネジャーの悩みやチームの課題を解決していくために必要な考え方や行動を学びます。

動画、セルフチェック、マイケースを用いて職場・チームでの実践を重視

本プログラムは、職場で起こりうる状況を描写した動画や、自身のチームや自分自身について考えるセルフチェック、マイケースなどを活用します。また他の受講者の多様な考えに触れるグループディスカッションなどを通して、実際の職場でチームにどのように働きかけるべきかを考え、具体的な行動計画に落とし込んでいきます。

プログラムの構成

  • ・多様性を活かすチームをつくるためのリーダー行動を理解する
  • ・職場でのチームづくりを行う上で、具体的に取り組む行動を明確にする
集合研修
(4時間)
  • イントロダクション

    • 本セミナーのねらいとゴール

    • メンバーが感じるチームの状態ふり返り

  • 多様性が活きるチームづくりのためのリーダー行動

    • 多様性が活きるチームづくりのためのAUBEモデル

    • ケース動画:メンバーのアイデアを話し合う/見本を示す/適応的にふるまう

  • リーダー行動のセルフチェック

    • 自分の強み・課題の確認

  • リーダー行動の活用と職場での実践準備

    • 職場での実践に向けたマイケース検討

受講者の声

多様性を活かすことで協働を促進する、というコンセプトに共感した。自分が今まさに悩んでいる部分について向き合う時間を持つことができた。

多様性と帰属感を両立するという、現代のマネジメントに必要な要素を多面的に学ぶことができた。

「AUBEモデル」の考え方がわかりやすかった。この研修で学んだスキルである「自身へのフィードバック」は今までしたことがなかったので、今後実践してみます。

共同開発

森永 雄太

上智大学 経済学部 教授

森永 雄太 (もりなが ゆうた)

神戸大学大学院経営学研究科博士後期課程修了。博士(経営学)。専門は組織行動論、経営管理論。主著に『ジョブ・クラフティングのマネジメント』(2023年)、『ウェルビーイング経営の考え方と進め方:健康経営の新展開』(2019年)など。「職場のダイバーシティが協力志向的モチベーションを向上させるメカニズム」(共著)にて2019年度日本経営学会賞(論文部門)受賞。

人材開発・組織開発

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