キャリア面談に苦手意識のある管理職の方向けに、キャリア面談に対する思い込みから解放され、良い関係性を構築するためのプログラム
管理職の最も重要な役割のひとつとして「メンバーの育成」があります。
ダイバーシティが進むなか、多様なメンバーをマネジメントし、彼らのキャリア開発を支援していくことが管理職には求められています。
そのような状況下で、多くの管理職の方から「キャリア開発を支援・指導してもらった経験がないからやり方がわからない」、「何を話せばいいかわからない」、「メンバーのキャリアに対して責任が持てないので、負担だ」といった声をお聞きします。
一方で、「上司とのキャリア面談で話せることはない」と面談を受ける側も悩みを抱えています。
このプログラムでは、人材育成のキーマンである管理職が「苦手なキャリア面談」を「強い組織作りに繋がる有意義な時間」にするためのヒントをお伝えします。
こんな方におすすめ
MM キャリア・サポート
代表
西澤 肇
大学卒業後、現在のメガバンクの1行に入行、定年まで勤務。終盤の約10年、金融業界初の企業内キャリア相談室の立上げに携り、初代室長・キャリアコンサルタントとして、同行の人材育成支援業務に携る。退職後、大学院(経営学研究科人的資源管理分野)での研究を行いながら、人材育成コンサルタント(研修講師)として活動中。
年下上司のマネジメントを受けることが多くなる50代以降になると、上司によるマネジメントが躍進行動に与える影響は少なくないことがわかっています。しかし、「裁量の付与」「定期的な会話の機会」「自己開示」など、躍進を促す重要なマネジメントに対して、年下上司が苦手意識を持つ傾向が顕著に見られます。
つまり、「年下上司による年齢逆転マネジメント力をいかに強化できるか」が、ミドル・シニアの躍進を支援する企業において重要な人事テーマとなることでしょう。本プログラムは、調査結果から明らかになったマネジメントのポイントをレクチャーしながら、ロールプレイを盛り込んだ実践的な内容となっています。
時間 | 内容 | 狙い | 進め方 |
---|---|---|---|
13:30- 13:50 |
人事からメッセージ | 社会や自社に生じている変化を理解した上で、本研修の目的を再確認します | 貴社メッセージ |
13:50- 14:10 |
会社を取り巻く環境 | 会社の要員構成等の変化を追いながら今後、自社で生じる問題に対する認識を深める | 講義 ・ミニワーク |
14:10- 14:25 |
なぜ上司なのか | 部下の意識・行動変容を促す上司としての役割の重要性を理解する | 講義 |
14:25- 15:00 |
『これから』のキャリア支援と『躍進行動』 | ベテラン社員が置かれた状況を考える 『躍進行動』とは何か?を知る |
講義 ・グループワーク |
15:00- 15:15 |
キャリア面談の目的 | キャリア面談の重要性、評価面談との違いなどを知る | 講義 |
15:15- 16:30 |
キャリア面談の進め方 | 面談の進め方 上司、部下のケースシナリオを踏まえたキャリア面談ロープレ |
講義 ・グループワーク |
調査結果から明らかになったマネジメントのポイントをレクチャーし、年下上司が苦手意識を払拭
法政大学大学院
政策創造研究科 教授
石山 恒貴
一橋大学社会学部卒業、産業能率大学大学院経営情報学研究科経営情報学専攻修士課程修了、法政大学大学院政策創造研究科政策創造専攻博士後期課程修了、博士(政策学)。一橋大学卒業後、日本電気(NEC)、GE(ゼネラルエレクトリック)、バイオ・ラッド ラボラトリ-ズ株式会社執行役員人事総務部長を経て、現職。人材育成学会理事。NPOキャリア権推進ネットワーク研究部会所属。
パーソル総合研究所では法政大学大学院石山恒貴先生をプロジェクトリーダーに迎え、ミドル・シニア層(ミドル:40〜54歳/シニア:55〜69歳)2,300名に対し、就業意識や躍進の実態に関する大規模なアンケート調査を実施。躍進を促進・阻害する要因を明らかにしました。その結果、共通する5つの特性があることがわかりました。