調査名 | 日本で働く外国人材の就業実態・意識調査 |
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調査目的 | 日本で働く外国人材の労働環境の把握、定着を阻害する要因を明らかにする。 |
調査対象 | 【日本で働く外国籍の就業者(正社員/パート・アルバイト)】 ①正社員:500サンプル ②パート・アルバイト:500サンプル ※厚生労働省「外国人雇用状況の届出状況まとめ(平成30年10月末現在)」を元に雇用形態別に国籍(地域別)で緩やかに割付 ≪条件≫ ・企業規模・業種:不問 ・内外資:不問 ・年齢:18~59歳まで ・経営者除外 |
調査時期 | 2019年10月16日~2019年11月7日 |
調査方法 | 調査モニターを用いたインターネット定量調査 |
調査実施主体 | 株式会社パーソル総合研究所 |
調査報告書(全文)
「友人・知人・家族からの紹介」は全体平均1位で、パート・アルバイトにおいては49.6%と、縁故が半数にも及ぶ。一方、正社員は「人材紹介・職業紹介会社」が32.8%で一位。以下、「企業への直接応募」「民間求人情報サイト」と続く。
求職活動で利用した媒体
継続就業意向は54.9%と高いが、転職意向も54.1%で同程度の割合。良い条件があれば離職するリスクは高いと考えられる。
継続就業意向と転職意向
外国人材の多くが職場で孤独感を感じている。特に正社員は、「私は孤立しているように思う」32.6%。
職場で感じている孤独感
孤独感が高い層は、「ジョブ・パフォーマンス」「継続就業意向」「会社満足度」が低く、転職意向も高くなっていた。(分析手法:重回帰分析)
外国人材は会社には言えない不満を多く抱えており、企業が認識している不満の2.6倍。職場の不満1位は、正社員は「昇進・昇格が遅い」、パート・アルバイトは「給料が上がらない」。職場の不満は、他者への推奨意向にマイナスの影響を与えることも明らかになった。
外国人材が抱える職場の不満TOP5
正社員、パート・アルバイトに共通して多いのは「私のアイディアや意見を受け入れてくれない」で3割強。正社員の1位は「私の成果を自分の手柄にしてしまう」(38.6%)。
日本人上司と外国人上司で比較すると、日本人上司の方がネガティブ行動をする傾向が高く、特に「変化を嫌がる傾向がある」「仕事の範囲を明確に指示してくれない」に大きな差がみられた。
上司のマネジメント行動
日本居住意向は約7割、母国帰国意向がある外国人材は4割超。
日本居住意向と母国帰国意向
住んでいる地域・コミュニティでの日本人との交流頻度が高いほど、居住意向は高まる。日本人と週1回以上の交流している割合は、正社員3割、パート・アルバイト6割。
日本居住意向
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