2024年2月7日発刊
罰ゲーム化する管理職 バグだらけの職場の修正法

罰ゲーム化する管理職 バグだらけの職場の修正法

概要

今、管理職として働くということが、「罰ゲーム」と化してきています。

プレイングマネジャー化は進み、ハラスメントは法制化され、昇給幅は下がる一方。
働き方改革、テレワーク、キャリア育成、ダイバーシティ――数多くの組織課題が、「現場管理職が大事」というリーダーシップ偏重のロジックから抜け出せず、管理職の肩にのしかかり続けています。
背景には、管理職負荷が上がり続けるインフレ構造が存在するのです。

今も昔も組織の要である現場管理職とその周辺にある「バグ」を修正し、罰ゲームを攻略するために、独自のデータから処方箋を描き出します。

経営課題として「管理職の活性化」に悩む経営層にも、増え続ける負荷に耐える現場の管理職にも役に立つ、今日から使える知恵とヒントにあふれた一冊です。

小林 祐児 著
集英社インターナショナル 2024/2/7 発行

INDEX

第1章【理解編】 管理職の「罰ゲーム化」とは何か

  • 管理職の何が大変なのか

  • 減り続けた管理職の数と賃金

  • 順々に消えていく「期待の若手」

  • 死に至る管理職 管理職と健康問題

  • 「覚悟」する男性、「退避」する女性

  • 【理論編①】 学術研究に見る管理職の役割

第2章【解析編】 管理職の何がそれほど大変なのか

  • 負荷を上げ続けるロング・トレンド

  • 働き方改革の「二重の矮小化」

  • 「年功型」と「年輪型」、頭の痛い「年上部下」問題

  • 管理職負荷の「インフレ・スパイラル」

  • 【理論編②】 「管理監督者」と「管理職」は何が違うのか

第3章【構造編】 ここが変だよ、ニッポンの管理職

  • バグの発生源はどこにあるのか?

  • 「入り口問題」――「いつの間にか管理職候補」の不思議

  • なぜ管理職の市場価値が下がるのか

  • 「出口問題」――「役職定年」という落とし穴

  • 世代闘争から世代「逃走」へ

  • 【理論編③】 「管理職不要論」を解体する

第4章【修正編】 「罰ゲーム化」の修正法

  • 「罰ゲーム」に対する「筋トレ発想」という罠

  • 1 「フォロワーシップ・アプローチ」――「同じ土俵」をいかに作るか

  • 2 「ワークシェアリング・アプローチ」――エンパワーメントとデリゲーション

  • 3 「ネットワーク・アプローチ」――絆の「地」をいかに設計するか

  • 4 「キャリア・アプローチ」――「健全なえこひいき」と「行ったり来たり」の組み合わせ

第5章【攻略編】 「罰ゲーム」をどう生き残るか

  • 「会社は何もしてくれない」ときに

  • 「アクションの過剰」を抑えるという大原則

  • 仕事の「ものさし」を柔らかくする

  • 「仕事のものさし」はなぜ硬くなるのか

終章 結局、管理職になるのは、「得」なのか「損」なのか

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