「ジョブ型」人事制度や職務給を導入する企業が増えています。昇進・昇格や給与が、これまでの「ヒト」基準から「仕事」基準に変わると、社員と会社との関係は大きく変化していきます。しかし、ジョブ型については、その実態は一様ではなく誤解も多い状況です。
ビジネスパーソンの大多数を占める「ふつうの会社員」のキャリア形成は、ジョブ型の導入によって決して小さくはない影響を受けるでしょう。そこで本書では、そのような「ふつうの会社員」に焦点を当て、ジョブ型がどう影響を与えるか、どのようにキャリアを構築していけばよいかを、具体的な事例とともに解き明かしていきます。本書を通してジョブ型の実態を理解し、自分のキャリアを考えてみることで、ジョブ型時代のキャリア形成に向けた「道しるべ」が見つかるはずです。
藤井 薫 著
中央公論新社 2025/2/10 発行
早期リタイアを希望する20~30代の若手男性が増えているのはなぜか
データから見る対話の「効果」とは
職場で「本音で話せる」関係はいかに実現可能か
「本音で話さない」職場はなぜできるのか
キャリア対話に関する定性調査
仕事をもっと楽しく──ジョブ・クラフティングでより前向きに、やりがいを感じて働く人を増やしたい
《ポテンシャルの解放》個人の挑戦を称賛する文化が時代に先駆けた変化を生み出す
《適時・適所・適材》従業員が最も力を発揮できるポジションとタイミングを提供
派遣社員のリスキリングに関する定量調査
人事部非管理職のキャリア意識の現在地
多様性の推進と成長の加速に必要なのは、自己認識と自律的なキャリアの歩み
人生100年時代に必要なのは、自分の軸を持ちキャリアを構築する「キャリアオーナーシップ」
人的資本と同時に《組織文化資本》が重要に。挑戦と失敗を受け入れる組織文化が自律型人財を育てる
自律性、主体性が求められる時代、人事施策成功のカギは《個の覚醒》にあり
人事は、いかにミドル・シニアを活性化させていくべきか 待ったなしの今、取り組みへのポイントは?
個に寄り添い、個を輝かせる。カインズのキャリア自律支援
「キャリア自律」促進は、従業員の離職につながるのか?
「キャリア自律推進」の背景とその落とし穴 啓発発想からビオトープ発想へ
従業員のキャリア自律に関する定量調査
ジョブ型人事が加速させるキャリアデベロップメントプラン
キャリア自律が生み出す社員の成長と組織への恩恵 副業・兼業解禁は企業と個人に何をもたらすのか
キャリアの曲がり角は42.5歳ミドル・シニア正社員と成長の関係
岐路に立つ「正社員」
非正規社員の無期転換のために必要な支援とは?
仕事を作れる社員に ~入社3年間でスキル強化~
下積み期間が重要 ~段階踏まえて仕事を熟達~
問題発見能力が重要 ~自ら考え行動する習慣を~
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