組織の中で普段何気なく行われている「質問」、この「質問」の質と量を向上させる事で、組織内の関係性が強化されます。
アクションラーニングとは、現実の問題をグループで検討するなかで個人・チーム・組織を開発する問題解決とチーム学習の手法です。そのプロセスでは、互いに質問をしあう事で問題が明確になり、新しい視点を得る実践力が身につきます。このことで実際にチームメンバーの「質問」力を強化する事が可能になります。
人が何かを学習する時に必要な体験への「意味付け」には、個人による思考のリフレクション(振り返り)が必要です。リフレクションを誘発するものが「質問」です。アクションラーニングの質問と振り返りのプロセスは個人の能力向上、学習にもつながるのです。
「質問会議®」とは、アクションラーニングをより実践的に平易に行うために、会議形式での実施、ルールの設定、会議プロセスの明示をした中で行う手法です。そのルールやプロセスに従って実践を行う事により「質問」力の強化を可能にします。
●ルール① 質問中心
●ルール② 振り返りの時間をもつ:ALコーチはいつでも介入していい
※会議における、上記ルールはマーコード教授の開発したものです。
※質問会議は(株)ラーニングデザインセンターの商標登録です。
1.「質問」による組織開発実践スキルの獲得が可能
アクションラーニングは個人やチームだけでなく、組織という大きな主体に働きかける事が可能となります。
組織内の人的プロセスに働き掛ける中で、質問と振り返りを組織文化として定着させるアクションラーニングとはどのようなものかの理解、実際にどのような実践をするのかを体験する事が出来ます。
2.日本で唯一のアクションラーニングコーチ養成講座
・実践的かつ体系的にアクションラーニングを理解する事が出来ます。
(本講座はマーコード教授の許可のもと設定されています)
・2005年より10年以上続いている本講座(2018年3月現在)は、これまでに1,000名を超える皆様にご参加頂き、受講者からも高い満足度を獲得しています。
3.充実のサポート体制
・講座は少人数制となっているため、講師やその他の受講生との距離感も近く、より深く学んで頂くことができます。
(基礎講座(PSD):15名以下、コーチ養成講座(ALC):15名以下、シニアコーチ養成講座(SALC):5名以下)
・メインALコーチ1名に加え、受講者5名程度に1名のサポートALコーチが参加
アクションラーニングは個人やチームだけでなく組織にも強い影響を与えます。実際、チームで問題解決を行いながら学習するプロセスを実現することで、チームの所属する組織にも強いインパクトを与える事になるのです。「質問」を中心としてチーム内の関係性を整備していくことは、単にパフォーマンスを上げるだけではなく、組織風土の変革や職場の関係性整備にもつながります。ですから、チームの問題解決と学習を支援するALコーチは、実はチームを介して組織へ介入する組織開発のファシリテーターなのです。対個人の介入についてはコーチングやカウンセリングをはじめ、様々なトレーニングがありますが、チーム(小集団)に対する介入手法を学べるのがアクションラーニング講座の特徴でもあります。講座ではその介入の仕方を体系だったシステムと実践を通して学ぶことが出来ます。
日数 |
6日間 |
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開催時間 |
10:00~14:00 ※最新日程はお問合せください |
受講料 |
418,000円(税抜価格380,000円) |
会場 |
オンラインセミナー(zoom) |
定員 |
15名 |
対象者 |
●基礎講座(PSD)修了者 |
取得ポイント |
・米国PMI® 認定コースに認定されており、PMP® 資格更新に必要なポイントの取得が可能です。本コースのPDU明細は「テクニカル:4.00ポイント、リーダーシップ:11.00ポイント、ストラテジック:9.00ポイント」です。 |
学習形態 |
オンラインシステムZOOMを利用します。 |
ALコーチ養成講座は、限られた時間の中でチームの共有と共感を引き出しながら「学習と問題解決」を同時に促進するALコーチを養成します。グループプロセスを観察し、適切な介入によってチームメンバーの学習を開発し、結果として問題解決の質を上げることができるこれらのスキルは、「場」のもつリソースを活用し、その力を最大限に生かしていく新しいリーダーシップの姿として注目されています。受講者の意識変容能力、本質に対する洞察力、チーム形成力などを中心とした自己変容には目を見張るものがありますが、本講座では、従来のリーダーシップ開発プログラムではなかなか難しかったこれらの能力の開発を実現しています。
また、プロフェッショナルとして組織開発に携わる人にとって、グループを中心とした組織に関わる基礎を学べる講座です。
・質問とリフレクション ・カギとなる質問 ・介入のタイミング ・チーム育成
・グループダイナミクス ・アクションラーニングコーチのチームへの関与
・リーダーシップ開発 ・組織への適応
・「質問会議」実践×約15回 ・個別フィードバック ・最終講評と認定結
ALコーチとしてのALセッション実践力
質問スキル、リフレクションスキルの飛躍的向上
チームビルデイング、チーム学習の促進者としてのスキルの獲得
新しい形の支援型リーダーシップについてのスキル獲得
新しいリーダー像である学習体現者にむけた自己変革
NPO法人日本アクションラーニング協会
株式会社ラーニングデザインセンター 代表取締役
清宮 普美代
Fumiyo Seimiya
【プロフィール】
東京女子大学文理学部心理学科卒業後、株式会社毎日コミュニケーションズ(現:マイナビ)入社。新規事業企画や人事業務調査など数々のプロジェクトに責任者として携わる。その後、渡米。ジョージワシントン大学大学院にて、人材開発学 修士号取得。大学院にてリーダーと自律型チームを育成する開発手法「アクションラーニング」と出会い、研究を進める。帰国後、外資系金融機関にて人事責任者、社長室長を経て、2003年株式会社ラーニングデザインセンターを設立。2006年には国内唯一のアクションラーニング(AL) コーチ認定機関、NPO法人日本アクションラーニング協会を設立し、代表に就任。大手企業にて50社を超える導入実績がある。現在は、ALコーチの育成や企業導入に対するコンサルティング、講師、講演など多数で活躍。2010年全世界で9人しかいない、日本人初の世界アクションラーニング機構(WIAL) 認定マスターアクションラーニングコーチに就任。
翻訳著書に『実践アクションラーニング入門』(2004年 ダイヤモンド社 マイケルJ・マーコード著)。著書に『質問会議』(2008年 PHP出版)、『チーム脳のつくり方』(2009年 WAVE出版)、『対話流』(2009年 三省堂)、『20代で身につけたい質問力』(2011年 中経出版)。