実施率は22.5%で横ばい、継続希望は過去最高の82.2% 大手企業では「原則出社」方針が増加、実施率は前年比3.6ポイント減
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テレワーク実施率は22.5%と、前年とほぼ同水準で推移し、コロナ禍以降の安定的な定着がうかがえます。一方で、「週1日以下」など低頻度のテレワーカーが増加しており、テレワークの実施“頻度”には減少傾向が見られました。
また、テレワーク継続希望者の割合は調査開始以来で最も高い82.2%に達し、従業員側のニーズは依然として高いことが明らかになりました。一方で、「制度未整備」など企業側の対応課題や、「部下の様子が分からない」といったマネジメント上の不安も残存しています。
10回目を迎えた本調査では、テレワークが“日常的な働き方の選択肢”として定着する一方で、制度面・マネジメント面の課題が依然として残されている現状が浮き彫りとなりました。












パーソル総合研究所
主席研究員
小林 祐児
パーソル総合研究所では、新型コロナウイルスの感染拡大以降、テレワーク実施率の推移を継続的に測定してきた。最新の調査結果からは、この2年間で日本におけるテレワークが一定の安定・定着フェーズに移行していることが確認できた。「今後もテレワークを継続したい」という意向も過去最高を記録しており、大勢としては“現状維持”の傾向が確認されている。
一方で、テレワークの「頻度」に注目するとやや減少傾向が見られる。昨年からの変化を尋ねた設問において、「テレワークの頻度が減った」と回答した人は35.8%にのぼり、増加傾向よりも明確に多い。
また、テレワークへの慣れが進み、テレワーク時の困りごと(デメリット)は徐々に減少している中、マネジメントに関する課題は依然として解決されていない。上司が部下の仕事の様子が見えないという課題が、テレワーク普及後5年経っても残存している様子がうかがえる。
今後、人手不足・人材確保難がさらに深刻化する中で、「従業員が希望する柔軟な働き方」と「上司層が抱えるマネジメント上の懸念」のギャップをどう埋めるか。テクノロジーへの投資やコミュニケーション施策など、テレワーク・マネジメントの領域では工夫の余地がまだまだありそうだ。
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本調査を引用いただく際は、出所として「パーソル総合研究所」と記載してください。
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調査結果の詳細については、下記URLをご覧ください。
URL:https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/data/telework-survey10/
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構成比の数値は、小数点以下第2位を四捨五入しているため、個々の集計値の合計は必ずしも100%とならない場合があります。
| 調査名称 | パーソル総合研究所 「第十回・テレワークに関する調査」 |
|---|---|
| 調査内容 | テレワークの実態や意識の変遷を定量的に把握する。 |
| 調査対象 | [テレワーク実態について] |
| 調査手法 | 調査会社モニターを用いたインターネット定量調査 |
| 調査時期 | 2025年 7月11日 – 7月15日 |
| 実施主体 | 株式会社パーソル総合研究所 |
パーソル総合研究所は、パーソルグループのシンクタンク・コンサルティングファームとして、調査・研究、組織人事コンサルティング、人材開発・教育支援などを行っています。経営・人事の課題解決に資するよう、データに基づいた実証的な提言・ソリューションを提供し、人と組織の成長をサポートしています。
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人材派遣サービス「テンプスタッフ」、転職サービス「doda」、BPOや設計・開発など、人と組織にかかわる多様な事業を展開するほか、新領域における事業の探索・創造にも取り組み、アセスメントリクルーティングプラットフォーム「ミイダス」や、スキマバイトアプリ「シェアフル」などのサービスも提供しています。
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株式会社パーソル総合研究所 広報
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