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職場の対話はなぜすれ違うのか

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職場の対話はなぜすれ違うのか

職場に広がる“対話の時代”。
人的資本経営や1on1の浸透で対話は必須となる一方、現場では「何を話せばいいのかわからない」「1on1も、結局、業務の話ばかりで効率が悪い」など、「対話疲れ」「対話離れ」が起きています。

対話に対するモヤモヤを、心理学や社会学などの知見、著者のデータに基づいて整理。私たちが無意識に持つ「コミュニケーション観」を「5つの型(モード)」として紹介し、見えない前提のすれ違いを明らかにしていきます。

前半の講義編で理解を深め、後半の実践編で現場で試せる工夫や“効くツボ”を提案。「じゃあ、どうすればいいか」という新たな視点を見つけていくためのすべてのビジネスパーソンに捧げる、一冊です。

小林 祐児 著
光文社 2026/1/15 発行


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目次

はじめに

やってきた「対話の時代」

「対話、対話ってうるさいよ」──対話に疲れ始めた職場

対話したところでうまくいかない

無限に求められる「コミュニケーション力」に疲れる

対話そのものがダメなわけではない

本著の流れ──コミュニケーションを「拡張」する

Ⅰ 講義篇

第1章 「対話の時代」はなぜ訪れたのか

対話が重視される5つの理由

時流に乗った「心理的安全性」ブーム

求められるのは「部下の話が聞ける」上司

第2章 データで見る「対話疲れ」の実情

あなたには、職場で本音で話せる人はいますか?

部下を叱れなくなった上司たち

「叱られたくない」若手たち

そこかしこにある「対話の逆風」

「やりたくないのに、対話させられる」

世界で進んだ「対話離れ」の現象

背景にある「コミュニケーション観のすれ違い」

第3章 コミュニケーションの〈小包モード〉──「伝える」ものとしてのコミュニケーション

〈小包モード〉のコミュニケーション観

吹き荒れる〈小包モード〉への「逆風」

ビジネスでも悪者になる〈小包モード〉

第4章 コミュニケーションの〈円卓モード〉──「分かり合う」ものとしてのコミュニケーション

〈円卓モード〉のコミュニケーション観

〈小包モード〉と〈円卓モード〉の対立

第5章 〈円卓モード〉の落とし穴

「解放としての対話」の問題点とは

なぜ対話の「質」は見てみぬふりされるのか──対話と教養のジレンマ

かくして対話は「ロマン」に堕ちる

第6章 コミュニケーションの〈跳躍モード〉──「賭け」としてのコミュニケーション

人と人は「わかり合える」のか?

「……かもしれない」の重なり合い──ダブル・コンティンジェンシーという謎

〈跳躍モード〉のコミュニケーション観

「言葉はルールに従っている」とは限らない

『かもしれない問題』は、なぜ、「問題」にならないのか?

第7章 「跳躍」を可能にする「コモン・センス」とは

「相互知識」と「共通知識」

秩序あるコミュニケーションには「コモン・センス」が必要である

「常識」「暗黙知」「共通言語」とは何が違うのか

コモン・センスは貴重なものになった

尽き欠けているコモン・センスの「天然資源」

第8章 コミュニケーションの〈音楽モード〉──「流れ続ける」ものとしてのコミュニケーション

「沈黙」はコミュニケーションにとって何か

自死を防ぐ「沈黙」

コミュニケーションは自動的に「始まってしまう」

〈音楽モード〉のコミュニケーション観

コミュニケーションの「リズム」と「時間」

コミュニケーションの「リズムのとり方」

会話は「対」になって進む

「踊り」としてのマルチ・モーダル・コミュニケーション

「AI化」するコミュニケーション?

第9章 コミュニケーションの〈創発モード〉──「創り出す」ものとしてのコミュニケーション

〈創発〉モードのコミュニケーション観

「物語」を創るという視点──社会構成主義の潮流

データから見る対話の「ポイント」とは何か

対話することの「効果」とは何か

「対話がイノベーションを生む」とはどういうことか?

Ⅱ 実践篇

第10章 対話の「構え」として──私たちはいかにして他者と向かい合うべきか

教訓① コミュニケーションを「過目的化」しない

「伝えること」に偏ることの副作用

コミュニケーションに余白を与える

教訓② 会話に「私」をひとさじ入れてみる

徐々に冷めていく本音への関心

会話における3つのゾーン

教訓③ 拙速な「脳内ブロック」を遅延させる

私たちは孤独に「なり合っている」

都合よく用意された「切り捨て」の道具

会話に「あなた」をひとさじ入れる

教訓④ 黙って、在るということ

「うまく話す」でなく、❝うまく在る❞

コミュニケーションに「踊り」を思い出す

「いなくなれない」上司たち

教訓⑤ AIに「置き換えられない」ために

黙ること、言葉につまることの意味

第11章 職場での対話をどう進めるか

組織の対話づくりの「正攻法」──組織開発的しかけ

「正攻法」の限界

対話は「おまけ」でいい

対話の副菜化① 「学び」という主菜

対話の副菜化② 「働き方」とともにコミュニケーションを変える

対話の副菜化③ 会社のピンチは対話のチャンス

第12章 組織内に「コモン・センス」を創る

なぜ組織にとって「コモン・センス」が重要なのか

「他者がどう思っていると思うか」が人を動かす

コモン・センスが「対話の床屋談義化」を防ぐ

コモン・センスのための基本方針① 「みんなの目線」を誘導する

目線誘導のための「強さ」

「ひとさじ」の力──インパクトのための3つの成分

コモン・センスのための基本方針② 「対話の個人競技化」を防ぐ

コモン・センスのための基本方針③ コモン・センス化したい事柄を「アンカリング」する

コモン・センスのための基本方針④ コモン・センスがアップデートされる仕組みを入れる

第13章 「コモン・センス」を創るマイクロ実践 【面談編】

シーン① 1on1における実践

シーン② 目標管理・評価面談

シーン③ キャリア対話/キャリア面談

第14章 「コモン・センス」を創るマイクロ実践 【全体編】

シーン④ 会議のファシリテーション

シーン⑤ プレゼンテーション・発表

シーン⑥ テレワーク時のコミュニケーション

シーン⑦ OJT・新人育成

おわりに──対話から「崇高さ」を引きはがすために

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