近年、働き方改革やダイバーシティ推進が進むなかで、最上位の理念として注目されているのが「はたらく幸せ」です。パーソル総合研究所ではこれまで、慶應義塾大学の前野隆司教授との共同研究を通じて、「はたらく幸せ/不幸せ」を測定するための独自の尺度を開発し、その構成要因を多面的に明らかにしてきました。はたらく幸福は、「自己成長」や「他者承認」「自己裁量」といった観点で構成されています。
注目すべきは、この「はたらく幸せ」が、地域への居住満足度やサードプレイスの有無とも高い相関を示している点です。つまり、人々が地域に愛着を持ち、住み続けたいと感じる背景には就労環境そのものの質が大きく影響し、その逆もまたしかりということです。「はたらく幸せ」という視座を持つことで、地域政策、雇用政策、企業経営の各領域の意義がより有機的に接続され、持続可能な社会への転換が促進されると考えられます。
| 年 | 概要 | データソース |
|---|---|---|
| 2025年 | はたらく幸せ実感の高さ | パーソル総合研究所「都道府県別・就業実態調査」 |
| 2025年 | はたらく不幸せ実感の低さ | パーソル総合研究所「都道府県別・就業実態調査」 |
| 内容 | 主な実施主体 | 施策 |
|---|---|---|
| 組織風土改革 | 企業 | 1on1の訓練と導入/ピアサンクス制度・MVP・表彰制度の整備/部署間交流イベントや社内SNS設置など |
| ハラスメント防止と職場コミュニケーション活性化 | 企業 | 職場全体へのハラスメント研修/職場コミュニケーションの訓練/面談ツールn導入/内部通報制度の周知など |
| 自己成長・挑戦促進の仕組みづくり | 企業 | 副業解禁/ジョブクラフティング研修/コーチング・カウンセリングの機会提供など |
| 内容 | 主な実施主体 | 施策 |
|---|---|---|
| 主体的なキャリア・パス構築 | 企業 | 複線型人事制度構築/社内公募・キャリアチャレンジ制度/キャリア面談/セルフキャリアドック導入/キャリアパスの明確化/社内タレントプールなど |
| より柔軟な勤務制度への変更 | 企業 | フル/ハイブリッドの選択制勤務/時間単位年休/分割勤務制度/副業・兼業許可制度など |
| 目標管理と評価制度の見直し | 企業 | 目標管理制度の改定/成長目標の明確化/標準年齢の撤廃など |
| ワーキングスペースや地域カフェでの交流イベント | 自治体・企業 | ワーキングスペースや地域カフェの設置・運営支援/空き家を再生たサードプレイス構築など |
| 内容 | 主な実施主体 | 施策 |
|---|---|---|
| 越境型・PBLの導入 | 企業 | プロボノ斡旋によるPBLの導入/職務横断の留職制度/相互出向など |
| 学びを通じたつながり創出 | 企業 | 部門横断の集合研修/グループ企業横断の事例共有会・懇親会など |