公開日 2015/05/28
前回(HITOデータvol.001:女性たちが管理職になりたくない理由)に続き、今回は女性の管理職意向とその理由を年代別に見てみる。
年代別では、管理職に「なりたい」女性の割合が最も多いのは「30 ~34歳」で、4人に1人が管理職への前向きな意向があることが分かった。社会人10 年前後となる「30 ~34歳」は、組織においても、管理職の昇進が求められる年代。企業の管理職登用の動きとも連動して、期待に応えて、管理職にチャレンジしようという意思の表れとも言えそうだ。
Q. あなたは管理職になりたいと思いますか?
「なりたい理由」について、年齢別で特に変化のあったものを比較してみた。すると、「年収を上げたいから」「肩書がほしいから」は、年齢が上がるとともに減少。「人材の育成・マネジメントがしたいから」は30代から40代で10ptも跳ね上がる結果となった。管理職になるメリットは、年齢とともに自分自身のステイタス向上よりも、他者の育成へと移り変わっていくようだ。
また、「なりたくない」理由を見ると、年代が上がるにつれ、「長時間になりそうだから」や「責任が重くなるのが嫌だから」は減少し、「管理職という仕事に魅力を感じないから」が高まる。30代後半~40代になると、管理職が負う長時間労働や重責よりも、管理職の仕事そのものに魅力を感じないことのほうが管理職になることを倦厭する要因になっているようだ。
■調査概要
・調査名:女性の管理職意向調査
・調査主体:インテリジェンスHITO総合研究所
・調査対象:全国の25~44歳のメンバー層の女性 1,025人
・調査期間:2015年1月24~25日
・調査方法:インターネット調査
※引用いただく際は出所を明示してください。
出所の記載例:パーソル総合研究所(旧インテリジェンスHITO総合研究所)「女性の管理職意向調査(2015)」
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