大手企業における非管理職層の異動配置に関する実態調査(2021)

大手企業における非管理職層の異動配置に関する実態調査(2021)

概要

経営人材や戦略的ポジション人材のタレントマネジメントの重要性は言うまでもありませんが、新入社員からシニアまでの「非管理職層」、一人ひとりの適所適材・適材適所をどう実現するかは、タレントマネジメントのもうひとつの大きなテーマといえます。多くの社員の配置が最適化されるほど、企業のパフォーマンスは高まるはずです。社内の大多数を占め、かつ職種やキャリアステージ、ライフステージ、価値観などの多様性に富む非管理職層のタレントマネジメントについて、企業はどのような方針でとりくんでいるのでしょうか。大手企業31社の人事責任者にヒアリングを行い、非管理職層の異動配置の実態と課題、最適化への糸口を探りました。

INDEX

はじめに

  • 人事部門は適所適材・適材適所をどう実現するのか

調査結果報告

  • 非管理職層の異動配置方針は「あると言い切れない」企業が大半を占める

  • 人事部門の多くは人事異動案を作らない

  • 「適材適所」型の人事異動を行う会社は思いのほか少ない

  • 目配りされないミドルパフォーマー

  • 一般的ポジションの社内公募にも関心は高いが様子見状態

  • 若年層は適性の見極め方で異動配置方針が大きく変わる

  • 30代半ばから優秀人材の選抜・育成配置の動きが本格化する

  • 専門性が乏しい専門職の配置に苦慮

  • 人事部門は人事異動規模を管理していない

  • 転勤の有無による実質的な格差をもう放置できない

おわりに

  • 今後の課題は各社に共通 事務系ミドルパフォーマーにも目配りを

※肩書・内容は取材当時のもの

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